朝日カルチャーセンター:野外の自然観察:アイランドシティ中央公園~冬の公園樹と博多湾の冬鳥~

活動報告

🍃2025 年 12 月 19 日 (金) 10 時 00 分 ~ 15 時 00 分🍃当日は風もなく、季節外れの暖かい一日で、最高のお散歩日和でした。パイオ集合場所の西鉄香椎花園駅から2-3分で高取神社。裏手のフェンス越しに照葉樹の社寺林を観察。隣り合った遊園地跡に繁茂する落葉広葉樹(パイオニア種)の明るい木々と見比べて、森の遷移を実感できました。10分ほどで「あいたか橋」に到着、水鳥類のバードウオッチングを始めました。残念ながらこの時刻が満潮で、見られた鳥が少なかったうえ、すぐ潜ってしまう種類が多く、カンムリカイツブリは双眼鏡でも見るのが大変でした。次はアマモの藻場作り事業の解説版に移動、「海の森」とも呼ばれる藻場の働きについてお話しました。 ここから香椎照葉1丁目の瀟洒な住宅街に入って、街路や庭に植栽された木々を観察、名残の紅葉や種子、常緑樹の花などが迎えてくれました。シンボルツリー的存在のシマサルスベリには一同圧倒されました。皆さん落ち葉を拾って紅葉を偲んでいました。独特な非対称の葉をつけるニレ科のアキニレは元気に黄葉していました。中央公園に進んで修景池で水鳥を探したのですが、カルガモ数羽にアオサギ一羽といったところでした。

 最後は木に名札がついている辺りを中心にツリーウォッチング再開。先ずは孔子廟に植えられるカイノキ。見事な紅葉になるのですが、散った後でした。羽状複葉の葉をつけるセンダンのユニークな葉の落とし方や、短枝と長枝で違った葉をつけるツタなどに興味津々でした。最後は入口付近で咲いていたジュウガツザクラ。マメザクラとエドヒガンの交雑種で晩秋に1回目、春に2回目の2季咲きとか。ここで今日の自然観察は終了、14時頃解散しました。