朝日カルチャーセンター:野外の自然観察 (福岡市植物園)

活動報告

🍃2024 年 12 月 20 日 (金) 10 時 00 分 ~ 15 時 00 分🍃今年最後の観察会は受講者27名(途中早退1名)とスタッフ1名講師2名、今期最多の30名でスタート。冬でも華いっぱい、実もいっぱいの植物園を、五感で楽しむことをテーマにして歩きました。ハーブの花や実の香りに癒され、密毛をルーペで観察して剛毛に驚き、クコの甘酸っぱい実を味わい、ナギイカダの葉状枝の鋭い枝先に触って猛烈に痛がったりして、五感をフルに使います。🍃樹木の観察では、木に冬と書く「柊」の名がつく植物は、モクセイ科・モチノキ科・メギ科の違いがあることを、実際に葉や実を見比べて確認。花盛りのサザンカやカンツバキ、とツバキの違いや特徴については、ルーペで葉先や主脈上の毛などを観察して確認しました。ルーペで見ると、違いがよくわかることに驚く受講者が多くいました。🍃あたたかーい温室では、ハナキリンの花の構造をルーペで観察して、雌性先熟から雄性に進む段階に感心。🍃食虫植物がなぜ虫を捕らえるかを考えながら、モウセンゴケやムシトリスミレのネバネバの葉に触れました。🍃最後は今日の復習として、スタッフさんも巻き込んで「自然界クイズ」を実施。①地球上を支配(制覇)している生きものな何?②①の正解は植物、その理由は?③植物は地球上の多細胞生物の何%を占めているか?🍃受講者の方々は、それぞれ三つの答えのなかから本気で手を挙げて参加してくださいました。🍃五感を使った観察とふりかえりのクイズで、植物がしたたかで、しなやかで、多様性に富むすごい生きものであることを実感していただけたようです。