🍃2024 年 11 月 15 日 (金) 10 時 00 分 ~ 15 時 00 分🍃早朝から雨の降りつづく天候でしたが、講座開始時にはかなり小降りになり、傘を開く必要もない状態で、まずは油山観音・正覚寺の石畳の参道から歩き始めます。このお寺は、雷山観音・千如寺の開山にも関わりの深い清賀上人により開かれたお寺で、清賀上人がこの山にたくさん自生するツバキの実から燈油を製造する方法を伝えたことが、油山の名前の由来といわれています。 🍃参道入口と本堂周辺には、たくさんのイロハモミジがありますが、本堂まわりのものが少しだけ色づいているのみで、今日のテーマである「紅葉」にはほど遠いようです。少しだけ色づいているモミジを見ながら、紅葉が進むために気温の低下と日当たりが強く関係していることを感じていただけたようです。本堂にお参りして、ご本尊である「聖観音坐像」(国指定重要文化財)や境内への登り口に建てられた新羅式石門、十六羅漢像などを見学。
🍃その後、境内の広い駐車場の東側にある「鐘撞き堂」と歌手美空ひばりさんに因んだ「ひばり観音」を見学しながら、展望所で雨に煙る福岡市内を遠望。受講者の皆さんは、鐘撞き堂で思いっきり鐘をついたり、1曲100円で聴ける美空ひばりさんの歌(そこそこ大音響)を聴いたり…いつもの静かな散策とは違う賑やかな一場面となりました。正覚寺散策のあとは、待機していたタクシーに分乗し油山市民の森へ。管理センターのベンチで少し早い昼食のあとは、夫婦岩まで散策。バラの花のようなコウヨウザンの実(松ぼっくり)は好評で、ハギやヤマハッカ、アキノキリンソウなどの草花も少し残っています。途中、自然観察センターに立ち寄り見学し、散策路では少し紅葉したモミジバフウに秋の雰囲気を感じます。ヤブムラサキの葉っぱの感触を楽しんだり、シロダモの花を見つけたりと散策を楽しんで、予定通り14時前には解散となりました。
🍃今回は24名の受講者と事務局担当、講師2名の総勢27名で、雨上がりの森をわいわいと楽しく歩くことができました。