朝日カルチャーセンター:野外の自然観察 (糸島市)

活動報告

🍃2025 年 2 月 21 日 (金) 10 時 00 分 ~ 15 時 00 分🍃厳冬期にもかかわらず、総勢25名(うち受講生21名、事務局1名)の賑やかな観察会となりました。
 今は、小富士梅林や牡蠣小屋で知られている船越漁港ですが、万葉集にも詠まれ、また平安時代の「刀伊の入寇」や太平洋戦争末期に開設された「海軍航空隊玄海基地」など、歴史的にも興味のある地域です。
 「万葉の里公園」内にある「綿積(わたつみ)神社」境内では、白梅がほぼ満開で、辺りに良い香りを漂わせておりました。公園では、ツバキの仲間、ハマウド、植栽してある万葉集の植物などの観察をしました。
 近くの創業以来127年の「北伊醤油」さんでは、普段見られないもろみ醸造中の樽内を見学し、また「きき酒」ならぬ「きき味」もさせていただきました。皆さん、「きき味」の後は熱心にお土産を選ばれておられました。青色の船越湾を眺めながら、牡蠣小屋での昼食は、皆さん大いに話が弾んでおられたようです。
 最後に、菅原道真公を御祭神とする「生松(おいまつ)神社」を参拝しました。運よく宮司さんから「菅公」や「刀伊の入寇」の話をお聞きすることができ、その後散会となりました。寒いとの天気予報でしたが、途中から陽もさして、初春の船越湾や筑紫富士(糸島富士)の遠望をゆったりと楽しみながら、春の気配を十分に感じることのできた観察会でした。テーマである「野外の自然観察」が少々薄れた感はありましたが、それなりに楽しんでいただけたようです。