森林環境教育・北九州市立上津役(こうじゃく)小学校

活動報告

🍃2026 年 5 月 20 日 (水) 09 時 30 分 ~ 11 時 30 分🍃活動は、スタッフの自己紹介から始まり、その後「もくもくクイズ」を実施した。クイズを通して、植物だけが光合成を行うことや、人間が生きていくために必要な酸素を作り出していることを学習した。続いて、12班に分かれ、「樹木ウォッチングカード」を用いて校内の樹木観察を行った。児童は五感を使いながら積極的に観察し、多くの発見をしていた。カリンの古い黒くなった実の香りについては、「おばあちゃんのタンスの香りがする」といった感想が聞かれ、新しい実については「良い香りがする」と、香りの違いに気付いていた。また、まだら模様の樹皮に触れながら、「ザラザラしたところとツルツルしたところがある」「ザラザラした部分が古い皮なのかな」と考察する様子も見られた。
針葉樹と広葉樹の違いについての説明では、「熊が街に降りてきたのと関係があるんでしょ!?」といった質問もあり、高学年らしい鋭い視点が見られた。観察中には、足元でコメツキムシを見つけた児童が、虫を班の友達の耳元に持っていき、跳ねたときの音を聞かせる場面もあった。虫が苦手な児童も、実際に音を聞いて驚きながら興味を示していた。森の講話では、高田氏が台所用のボウルを禿山に見立てて水を流し、地表を水がそのまま流れ出てしまう様子を示した。次に、ボウルの上にタオルやフェルトを重ねて落ち葉の層を再現し、再び水を流すと、水が吸収されて下が水浸しにならないことを実演した。この実験を通して、森林が「緑のダム」として雨水を蓄える役割を果たしていることを、視覚的に分かりやすく伝えていただいた。

講話後の感想では、「割り箸や建築材に海外の木材が多く使われていることを初めて知った」「日本の木材を使わないともったいないと思う」といった意見が聞かれた。また、日本では険しい山の斜面で木を伐採・搬出する必要があり、木材生産には大変な労力がかかることについても説明を行った。